第13回熊本県民文化祭 ミレニアム天草
―天草陶石が生きる―
人間国宝 十三代 今泉今右衛門展

10月28日(土)〜11月5日(日)


 第13回熊本県民文化祭ミレニアム天草は、@県民の文化活動への積極的な参加、A文化の相互交流を深める、B熊本らしさを活かした文化の振興・創造などを目指し、昭和63年から開催されています。
今年は「イルカ はばたけ 藍の島」をテーマに、10月28日から11月5日にかけて天草地域で開催します。
来るべき21世紀に向けて、天草地域に眠れる文化資源の再発見や「天草の文化」を全国に発信し、自然と伝統の生活文化の創造や伝統工芸の継承、地場産業の活性化を図ることを目的としています。

4つのテーマに沿った事業が開催されます。
1、食文化(松島町、料理の鉄人「森本正治氏」による料理、講演等)
2、自然・景観(大矢野町、牛深市、写真コンテストやシンポジウム)
3、陶芸(本渡市、苓北町、国際陶芸シンポジウムや天草大陶芸展)
4、南蛮・キリシタン文化(河浦町、中学生によるスタディーツアー等)

如水館では3番目のテーマ「陶芸」天草大陶芸展の一環として人間国宝十三代今泉今右衛門展を開催いたします。

■主催/熊本県民文化祭天草実行委員会
      熊本県
      熊本県教育委員会
      熊本県文化協会



■人間国宝 十三代 今泉今右衛門

 今泉今右衛門は、十二代今泉今右衛門の長男として佐賀県有田に生まれ、父について家業の製陶技法を学んだ。昭和50年、父の死去によって十三代今泉今右衛門を襲名し、色鍋島の技術保存に努めてきた。伝統的技法に習熟するとともに、優れた意匠力によって、古典文様を現代的に、又、写生を基に草花文様を動的に表現して新しい意匠構成を生み出した。「吹墨」の手法の導入、「薄墨」の技法の開発により、日本の色絵磁器技法の発展にも大きな功績を残した。
平成元年、重要無形文化財「色絵磁器」保持者(人間国宝)に認定された。

 



■展示室



 

 

 


■天草陶石

 天草陶石は、国内の他の産地の陶石と比較して、質量ともに日本一を誇っている。他の原料と混ぜることなく磁器が作れるのは天草陶石だけである。
天草陶石は、元禄年間から、砥石として出荷されていたが磁器の原料としては、古くは、、平戸藩(現三川内)で使用され、調子が良かったとの記述(1712年)がある。その後、享保年間には、大村藩波佐見でも土地の陶石に混ぜて使用されるようになった。次第に九州の各地にも広まり、1796年には、現在の佐賀、長崎、福岡、熊本、鹿児島各県の一部の窯で使用さていたことが天草の上田家文書に記述されている。19世紀前半には、長崎の五島や、長崎市内、大分にも広まった。又、採掘地の天草では、1763年に、大村藩長与・時津の焼物師を招いて高浜焼が創始された。現在、今右衛門窯をはじめ、多くの有田焼や全国の磁器に天草陶石が使用さている。

 



■10月28日 開会式(テープカット)

  

  

 

 

back

 

Copyright ©1999-2000 All Rights Reserved by Josuikan Library & Art Museum.